[iPhone7/国内シェア]なぜ日本人はiPhoneを選んでしまうのか?「Apple信者」について再考してみる。

2017年3月10日

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はじめに 〜日本人のiPhone率は他国と比べても異常に高いらしい〜

(参考)世界のモバイルOSシェア比較サイトが更新!日本のiOSシェアは世界トップ!

上記サイトにもあるように、日本は世界で最もiPhoneのシェアが高い国です。

 

FirmBee / Pixabay
FirmBee / Pixabay

 

なぜでしょうか? 私なりに考察してみたいと思います。

 

私はApple社に対する「信仰」というものがあるのだと思います。

信仰」は、英語で”Faith(フェイス)“という言葉です。

Faith“には、信頼信念確信といった意味があります。

 

今回はこの日本人の大半が持っているiPhone、またApple社への信仰について考えて行きたいと思います。

信頼 〜Trust〜

私たちはAppleという世界一の会社を「信頼」しています。

散々脱税やら特許法違反やら独占禁止法違反やらで訴えられてはいても、それでApple社の商品そのものに疑いを持つことはまずありません。

それは単純にこれまで使ってきたiPhoneなりMacなりiPadなりの満足度がそれなりに高く、例え使ったことがなくとも、性能が無難にすぎて、貶すのも褒めるのも難しいからでしょう。

 

実際、「価格.com」などの比較サイトでiPhoneの評価を眺めて見ると「よくも悪くも変わらない」「前のと大差ない」という評価が目立ちます。その上で「まぁこんなもんでしょう」だとか「十分満足です」といった結論で終わっていることが多いです。

特段、「これスゲェ!?」ってわけでもないけれど、「期待はずれ」でもないわけです。

つまり、及第点だということですね。

 

でもそれはそうでしょう。

中身は今までと殆ど同じOSなわけですから、所詮、端末(箱)が新しくなっただけなのですから、端末を替えたからと言って、劇的に変わるものでもないのです。

実際、「これまで一度でもiPhoneを持った人」であるならば、今のiPhoneがどうなっているかぐらい、ちょっと触れば容易に想像がつくようにできているわけです。

例えそうでなくとも、周りはiPhoneユーザーだらけなわけですから、iPhoneがどんなものなのかなんていうのは嫌でも耳に入ってきます。

そしてその評価はよほど古い端末でもない限り、一定です。

 

結局、人も機械も、最後に重要なのは中身ですよね?

長く付き合うなら、いつもキツめだけど偶に優しく接してくれる人より、常にそれなりに優しく接してくれる人の方が取っ付き易いわけです。

いくら見た目が良くてお高いブルーレイ(s…どこのとは言わないが)であっても、1日に3回もフリーズしてしまうので取り替えてもらう、なんてことはよくあるわけです(実話)

ですから、基本的にiPhone本体ではなく、iOSへの信頼性が高いのだと言えるでしょう。

iOS(=Apple)」を、良くも悪くも信頼しているわけですね。

逆に、買うたびに性能や使い勝手が違うAndroidは信頼し辛かったのではないかと推測します。

 

信念 〜belief〜

次に、私たちはAppleの「信念」を理解しています。

スティーブジョブズという創業者のことを、その死を通じて我々は広く知ることができました。

AppleやiOS、iPhoneの信念や逸話というものをメディアを通じて広く知りました。

つまり、造っている人たちの人となり、また表情をさえ、我々は知ることになりました。

 

他方、私たちはソニーやシャープ、富士通といった日本のメーカーのことをどれだけ知っているでしょうか。

私たちは彼らのをどれだけ知っているでしょうか。

よほど興味がある人でない限り知らないのではないでしょうか。

その昔、セガの湯川専務のCMが流行ったことがありました。或いはその前は高橋名人が流行ったことがありました。つまり、造り手の顔(メーカーの代表者の顔)を皆知っていたということです。今、私たちが孫社長の顔を知っているのと同じで、ただそれだけで愛着を持つものです。(逆に言えば経営者が気に食わないとそれだけでその会社から離れることもあるでしょう)

 

つまり、造り手のが見えてこないのです。

ですから、造り手の信念なんて知りようもありません。

ソニーの方で私が覚えているのはあの若い(?)社長さんぐらいでしょうか。

 

対して、AppleのPVにはいつも商品だけでなく造り手の顔が出てきます。

別に美女とかじゃなく、ただの普通のおっさんたちです。

(Appleのサイトに行けば山ほど出て来ます)

そんな彼らが熱心に自分たちの作ったプロダクトを語るわけですから、売れないわけはありません。

結局のところ、誰が作っているかを知れることが重要なのです。

それがブランドというものではないでしょうか。

 

実を言うと、どんな商品かはあまり関係がありません。

ものすごく有名なデザイナーが作った服が天文学的な値段で売れるのに対し、似たようなデザインのコピー品が3桁で取引されるのと同じです。

人は特に高いものを買おうとする時、「この人(メーカー)が作っているのだから買おう!」と思うのであって、「こんな性能が提示されているから買おう!」とはならないのです。

具体例を上げれば、自分が持っている古いiPadの数倍の性能差がある(爆発事件を起こしたサムスンが作った)Garaxyが半額以下で売られていたとして、それを買いますか?という話です。

 

ですから重要なのは造り手がどんな人たちで、どんな信念を持って造ったかをメディアを通して伝えること、この基本をきちんとしてきたのがAppleしてこなかったのが日本の各メーカーであると言えるのではないでしょうか。

 

確信 〜conviction〜

では、確信はどうでしょうか。

 

造り手の信念信頼をして、満足を繰り返し経験するなら、それは次第に確信へと変わります。

逆に信頼をして裏切られるとその確信は一瞬で消え去り、アンチへと早変わりします。

つまり、「Appleへの期待を確信している人」は即ちApple信者であり、

「期待を裏切られた一部の人」や「初めからなんか嫌」という人は即ちAppleアンチなのです。

 

Appleのファンのことをよく「Apple信者」などと揶揄することがあります。

しかし、それは恐らく正しいのでしょう。

Appleファンはその確信を保てている状態であると言えます。

それはその人がその分野において満足感を保てているということなのです。

ですから、AppleファンはAppleへの信頼や確信を保てていられることを彼らに感謝すべきです。

 

今まで、例えばマップアプリの問題だとか、Siriのロック解除問題だとか色々あったと思います。

しかし、私はそれで被害を被ったわけではないですし、それ以外の部分で満足していました。

それと同じように、恐らくiOSを使っている人で目に見える被害を被った人というのは殆どいないのではないかなと思います。

他方、Androidでは特に最初期(2010〜2012年頃)は本当に酷く、期待を裏切られてばかりでした。これでは信頼や確信を抱くことはできなかったでしょう。

対して、iPhone4(2010年)以降、Appleは常にユーザーの必要最低限の信頼を獲得してきました。

『「国産だから」と言って、買ってはみたがどうも実用レベルではないんだが。』

『隣のiPhoneを触ってみればサクサク動くし、俺の持っているのは玩具か!」

…なんていうやりとりは、この頃よく聞けましたね。

 

ようやくまともになってきたのはAndroid4.4以降でしょうか。

時代にして、2014年のことです。

国内で有名なものとしてはXperia Z2やXperia Z3なんていうのがあります。

この頃ようやくiPhoneの性能に追いついた、或いは追い越した形です。

 

しかし、時は既に遅く、これまで散々失ってきた信頼はAndroidアンチという形でAppleへと流れているようです

(参考)【iPhone vs. アンドロイド】iPhoneユーザーが80%。「次もiPhoneにしたい」学生が大多数

 

「迷ったらiPhone。だって、Androidは外れるかも知れないし。」

 

一度でも外れのAndroidを引いた人は(恐らく)2年間も使いづらい苦しみに耐えたわけです。

そしてiPhoneになってその苦しみから解放されたのであるなら、二度とAndroidに戻るまいと思うのも仕方ないのかなと思います。

 

つまり、この話の結論としては、「キャリアの2年縛り」というのが、実は最大の要因ではないか?と言うことになるのでしょうか。

今思えば、1週間使ってダメだったらiPhoneや他のスマホに無料、もしくは格安で切り替えられる期間を作る、ぐらいのことはしても良かったのかも知れませんね。

 

 

もちろん、発展途上国などでは安いAndroidの中古などを使いまわしているようですし、そもそも高いiPhoneは買えないという事情もあるのでしょう。

しかし、他の先進国で日本ほど深刻なApple一人勝ちになっていないところを見ると、日本ではAppleだけが日本のユーザーの要望に答え続けることができたと言えるのではないでしょうか。

まぁ結局は、Androidに裏切られたからiPhoneに逃げた、というだけなのでしょうね。

 

おわりに 〜これからのスマホ業界〜

ぶっちゃけ、これからiPhoneに勝とうと思うなら、Androidではなく別なOSで勝負するか、もうスマホという枠組み自体から抜け出ても良いのかなって。

ロボホン」なんていうのはその典型で、

このような革新的なアイディアを潰さず守っていくことが重要なのだと思います。

(まー…ここは台湾のメーカーになっちゃいましたが…)

 

個人的には、財布に入る、カード型のPDAなんてあったら面白いかなって思うんですが、まだ難しいかなぁ。

iOS, ITApple, iPhone7

Posted by NNdJ


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