[ライトノベル/感想]外伝の「冴えない彼女の育て方 Girls Side」を読みました。本来なら恋敵であるはずの「澤村・スペンサー・英梨々」のことを大切に想う「霞ヶ丘詩羽」先輩がたいへんに尊い一冊でしたね。

スポンサーリンク

はじめに

はい、つい一昨日まで新刊が出ていたことを全く知らなかった僕が通りますよ(^^b

冴えない彼女の育てかた Girls Side (富士見ファンタジア文庫)

たまたま書店で見かけて、そのままネットで注文したわけですが、

200ページちょいだったので、30分ほどで読み終えることができました。

今巻も7巻に引き続いて、軽めのレビュー(感想と考察)などを書いていこうかなと思います。

あと、ここらでアニメにも若干触れておきたいかなと。

…まぁ、かなり時期を逸している気はしますけどね(^^;

あらすじ

前半

今やサークルの2大看板として君臨している「霞詩子」と「柏木エリ」。

そういえば、ふたりは本編が始まるよりずっと以前から知り合い同士みたいだった。

「いつ、どうやって知り合ったのかな?」

そんな、当然といえば当然の疑問から始まる答え合わせ。

やっぱりきっかけは「安芸君」のオタ活だったわけだけど、

二人は二人なりに「複雑な事情」と「複雑な感情」を抱えているようで、、、

現在の「天敵にして、無二の友」という妙な関係性になってしまうまでに至る、

「ふたりだけの秘密なエピソード」が今、語られる。

後半

冬コミが終わって早1ヶ月と少しばかり。

ディレクターの「安芸倫也」が加藤恵(メインヒロイン)への対処に気を揉んでいた頃、

グラフィック担当「柏木エリ」こと「澤村・スペンサー・英梨々」はスランプで悩んでいた。

またシナリオ担当「霞詩子」こと「霞ヶ丘詩羽」もそんな英梨々を心配していた。

その折、仕事の依頼がふたりのもとに舞い込む。

しかも「紅坂朱音」という有名なクリエイターと、「マルズ」という有名な会社から。

初め、ふたりは乗り気ではなかった。

朱音は才能は突出しているものの同業者を手足のように徹底的に使い潰すことでも有名だったし、

受けてしまえば倫也のサークルに参加する自由も、当然になくなってしまうだろう。

ふたりは倫也を裏切ることは本意ではなかった。

しかし、朱音の示す圧倒的な才能と、血のにじむような労力で作られた企画書、何より、自分たちの力を試してみたいというクリエイターの欲求には勝てなかった。

さらに英梨々は、もう倫也の下では自分のモチベーションを保てないということを悟ってしまう。

こうして、ふたりはひとつの決断を下すことになる。

雑感(ネタバレ若干あり)

結論としては、まぁ面白かったですね。

前半、後半どちらもさらっとしてはいたけれど、

特に「澤村・スペンサー・英梨々」が好きな人にはたまらない一冊になったんじゃないでしょうかね。

結構な才能の塊の割に、いちいち小者臭が出ていて、そのギャップかわいいキャラですよね。

まぁ僕としても、若干レズっ気+サドっ気がある「霞々丘詩羽」先生が、澤村さんを弄っている内心悶えているシーンがたいそう好きです(マテ

まぁあれで良いコンビですよねぇ…実際、二人がくっつけば何の問題もないのよね(^^)y

あれだ。

「詩羽が・・・さぁ・・・っ、詩羽が男の子だったらよかったのになぁっ」

みたいな台詞をいつか英梨々が吐きそうで妄想が捗りますわ(笑)

それぐらい良い感じのカップリングだとは思いますよ。ええ。

安芸君がいなければ大親友になれただろうに、安芸君がいなければ恐らく知り合うことさえ無かったという、どっかで見たことあるぞこれ(白目)みたいな構図が大変素敵です。

閑話休題。

前半は、まぁ澤村さんと霞ヶ丘詩羽の過去話になっているんですが、

お互いのことが(ファンとして)好きなのに、好きと言えない初々しさというか、面倒臭さとかが丹念に描かれている部分がすごく良かったです。

後半は、とにかく英梨々が心配で心配でたまらない霞ヶ丘詩羽先輩が尊すぎて辛かったです。

「ぶっちゃけ倫也よりよっぽど英梨々のこと好きですよねぇ!?」

とツッコミを入れたくなるぐらいでした。

ええ、満足しましたともさ。

今回の書き下ろしは後半だけだと思うのですが、

「こういうのでいいのよ。こういうので(ニンマリ」

と、言ってよいぐらいの、ショートストーリーでしたね。

まぁ、7巻を読み終えた安芸君(=読者)の心理としては、紅坂朱音に寝取られた、あるいはヒロインズに裏切られたぐらいの気持ちの人もいたでしょうから、良いクッションとして機能してくれたのではないでしょうか。

例えば。

某アニメの6話でとあるキャラが「私、アイドルやめる!」というそれまでの空気をぶち壊すような発言をして、次の7話で株を回復しなければいけなかったところを、他のキャラの株が爆上げして終わってしまったことで、そのキャラへのヘイトが収まらない!みたいな感じになってしまっていますからねぇ。(ちゃんみお推しの僕、涙目…)

まぁその点、丸戸さん(もしくは編集の方かな?)としてはよく二人へのヘイトが出ないようにうまく立ち回ったんじゃないでしょうかね。実際、これがこのままアニメ化されるのであれば、かなりうまくヘイトをかわせると思いますよ。

アニメ版「冴えカノ」について

ところで、そのアニメですが、かなりデキが良いですね。

今季から始まった男性向け深夜アニメとしてはトップ3には確実に入るんじゃないでしょうか。

個人的には、

「冴えカノ>デレマス>=艦これ」

といった感触です。

ま、一番のダークホースは「艦これ」なんですけどね(笑)

まー、それはひとまずおいておくとして、ノイタミナとか、良い枠もらいましたね〜。

アニメ化が発表された当初、まさかノイタミナで「冴えカノ」やるとか思っていなかったから、全く期待していなかったんですが、いやー、君嘘といい、やっぱりフジテレビは資金力が違いますね。あっぱれです。

実際、ラノベ原作のラブコメでは歴代トップクラスの良い出来ではないでしょうか。

原作も良いのはわかりますが、同作者で、かつ、傑作と言われる「WHITE ALBUM2」 のデキがちょい微妙だったことを考えれば、アニメの制作会社やスポンサーの違いがこれだけ完成度の差としてはっきり出るのかと、愕然としますねぇ。

WHITE ALBUM2(1)

個人的な収穫としては、

「加藤恵」が思いの外フラット可愛かったこと。
そして、澤村さんの「ツインテビンタ」が再現されたこと。
あとは、詩羽先輩の「黒スト」が尊いこと。

ですかね。

あとは早めに「氷堂美智留」が本格的に参戦してくれることを望むのみです。ほんと。

スポンサーリンク