[人種差別] 言質を取られた猪瀬都知事。皮肉家なのは昔からだけども。

2017年3月11日

猪瀬都知事、フォロワーを色分け 「誰が味方か敵か、よくわかった」

まぁ、猪瀬都知事の言動がアレなのは大分前から解ってはいたのだけれども。(参考:「『盗作』の汚名着せられた」猪瀬都知事を提訴 ドラマ脚本家)

さすがに今回は、もう駄目そうですね。

そもそも政治家や公務員といった公人が人種(或は国家)差別的なことを(例え国民が皆そうだと思っていても)言ってしまった時点で憲法違反でアウトです。

憲法の前文には、以下のような文言があります。

“われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。”

憲法の前文には、”拘束力”があると考えられています。
したがって、”他国と対等関係”に立とうとするのが、国家の、ひいては政治家の義務であるとするなら、他国の人々を見下すような発言が許されるはずはありません。まして、自国への利益誘導のためだというなら、なおさらに。

都知事と言えば、日本においてはトップクラスの政治家ですから、下手な国会議員より余程権力も影響力もあります。
結局、石原慎太郎氏などは、政治理念はともかく口が上手いから何とかなってきたのでしょう。対して、どう見ても文筆家気質で偏窟、かつ、口下手そうにさえ見える猪瀬都知事(あくまで”僕の眼にはそう映る”というだけですが)では、下手なジョークは今回のように暴言として取られてしまいます。

…というかまぁ、”文化レベルが云々”の下りなどは、政治家以前に、人として最低ですよね。
勿論、ジョークとして飛び出た発言なのだとは思いますが、ジョークというのは、ウィットに富んでいなければただの暴言となってしまうのです。
まして、聞き手が自分のことを良くわかっていない外国の記者達なら、なおさらに。
頭がよくなるユダヤ人ジョーク集 (PHP新書)

僕も会話の端々で皮肉を織り交ぜるタイプです。
けれども、時と場と人は選んでいるつもりです。
もしそうでないとするなら、
ジョークはジョーク足りえません。

例えば、僕が好きな言葉に以下のようなものがあります。

“何事にも時があり、天の下の出来事にはすべて定められた時がある。
(略)
泣く時、笑う時。
嘆く時、踊る時。
(略)
人が労苦してみたところで何になろう。”

これは旧約聖書の一節ですが、彼の有名な賢王ソロモンの言葉と言われています。

そうです。
泣くときにも、笑うときにも、相応しい”時”があるのです。
そして、それに抗って行動したところで、何の益にもなりません。

結局のところ、今回の招致活動は、”その時”ではなかった、という事なのかも知れませんね。物事が上手く行くときは、必ず、それ相応の”流れ(空気?)”があるものですから。
…まぁ、多少、残念ではありますけどね。

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