[地方間格差] 一票の格差問題、その本質とは

視点 一票の格差「違憲」 国会怠慢、司法の不信感限界

都心と地方での格差が増大しすぎている。
これに尽きるかと思います。

あまりにも一極集中に過ぎる。
というのも、単純な作業の殆どは、
海外に行ってしまうからだ。
安い労働力を求めて海外へ進出する。
生き残れるのは、応用的な頭脳労働者ぐらいだ。

反面、そういった仕事は東京に集中してしまう。
なぜなら、
知的エリート(と自任する者)は群れるからだ。
自分に相応しいパートナーや友人、
環境を求めたとき、
どうしても東京に答えを見つけてしまう。

…いやだって、そうだろう。
例えば、TV局のニュース。
東京では、大手の企業、或はそれに近づこうと思って、
生き生きとしている若者が毎日のように出てくる。
逆に地方では、
漁業や農業、飲食業に携わる老人たちの姿が殆どだ。
確かにそれは理に適っている。
なぜなら人口の比率としてはそれが正しい。

反面、
それを観ている若者や子供達がどう思っているかは、
想像に難くない。
「うらやましい」
これが、地方の若者の本音だ。
当たり前の話だけれども、
若者は「仲間」を求めて東京に出て行く。
遊び場も、学ぶ環境も、次いでに医療も、
全てが東京には揃っている。
何より、情報と仲間が揃っている。

では、所謂、「成熟社会」においては、
一握り知的エリートと、
それを補助する人々以外には、
存在する価値が無いとでも言うのだろうか。

「一票の格差」の問題はそこに尽きる。
関東や関西に極端に人が集まる理由はそこにあるからだ。
つまるところ、一票の格差が完全に是正されてしまうと、
地方を無視した政策が横行するということだ。
そうなれば、単純労働が減り、
大企業一局集中が続く。
東京に行かなければ非知的エリート。
…既にそんな世の中になってしまっている気がする。

果たしてそれで、良いのだろうか。
一番良いのは、地方を活性化することだが、
それをどうしたら良いのかが解らない。
そもそも、その意味があるのかどうかも解らない。
知的エリートが分散するのは非効率的でもあるからだ。

個人的に一番良いと思う政策としては、
外国に労働者を求める行動を阻止することだと思う。
要は高い関税を吹っかける。
逆に、地方の企業にはめいいっぱい税を優遇する。

…要は、全ては利害なのだから、
外国の方がコストが安いから外国に工場を建てるのであって、
国内の方が割安なら、誰だって国内に作るだろう。
…結局、こうした単純計算が大事だと思う。

こうすればグローバルだなんだというまやかし(ブーム)に、
踊らされることはないだろう。
何せ、中国のように、
手のひらを返されることも十分に考えられるのだからね。
…国内で問題を処理できることは、処理するべきだと思う。

そうすれば自ずと地方の格差も少しずつ是正されていくだろう。
単純労働は地方に、頭脳労働は都市部に。
これが日本の正しい姿だろう。
そうでなければ、このまま格差が広がり続けるだけだ。
「経済的な格差=一票の格差」。
この事実を認識した上で、一票の格差は論ずるべきだ。

そうでなければ、
何故、裁判所が違憲無効の判決をし続けているか、
ということの本質が見えてこない。

つまり、地方分権を維持するためには「必要悪」として、
「合理的」に認められているんだろうな、っていう本質を。
選挙をやり直すのは合理的ではない。

なぜなら、地方分権を維持するには、
一票の格差は黙認せざるをえないからだ。
…反面、「都市圏の人口=相対的多数の民意」を重視するなら、
一票の格差は是正しなければならない。
だから、若者を中心とするネット民の反応は正しいのだ。

「東京」に出る若者たち: 仕事・社会関係・地域間格差
(この手の本は大学時代に散々読んだけど…結論としては(僕としては)こうなんだよな)


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