[政治] 鳩山前首相の現在を念う

<鳩山元首相>民主離党の意向「自由に活動したい」

鳩山前首相は善人ではあったかも知れない。
けれど、その行いが日本人に認められることは決して無いだろう。

彼を表す言葉に「友愛」というものがある。
祖父である第35代内閣総理大臣「鳩山一郎」の提唱した思想だが、
これを貫くとああなる、ということなのだろう。
…なんと言うか、
一言で言えばアメリカ(外部の勢力)からの支配を、
近隣諸国(身内の勢力)との結束でもって脱却しよう、
という結論に至ってしまったのが鳩山民主党(小沢含む)だ。
一面、これは正しい。

しかし、そもそも論として、日本人は中国人や韓国人とは考え方が合わないし、
相手方としても、日本は友愛の対象ではなく、最もスケープゴートにしやすい仮想敵国だ。
フランスにおけるドイツ、ドイツにおけるフランスのようなものだ。
いつであっても目の上のたんこぶになる。隣国というものは多かれ少なかれそういうものだ。
反面、大部分の人間は多少の不満はあれど、
アメリカからの支配(庇護といってもいい)に不満を持っていない。
むしろ、お金を払うだけで自分たちを経済的にも軍事的にも守ってくれる存在となっている。
嫌う理由はない。

したがって、TPPや普天間問題等、アメリカ有利の政策にも、ある程度譲歩する。
したって良いとさえ思っている。
少なくとも、アメリカから直接利益を期待できるビジネスマンなんかはそうだろう。
反対しているのは直接不利益を受ける存在(農家等)や、利益を感じた事が無い人たちだろう。
老人なんかはやっぱり未だ敵愾心があるかも知れない。

まぁ、それは仕方が無いことだ。全体の利益のためならば、少々の我慢はしてもらうしかなくなる。
…まぁ、これらのことから分析するに、
やはり鳩山前首相という人は我々の考えには合わない存在ではあったのだ。
つまり、民主主義の頂点たる首相になるべき存在ではなかったのだ。
しかし、その思想自体は間違ってはいない。単純に大同に反するというだけだ。
恐らく、これまで中国や韓国から利益を得ており、かつ、愛国者でも無い人であり、
害を直接受けていない人にとっては、竹島も尖閣も関係がないし、
天皇を馬鹿にされても全く気にもしなかっただろう。

ただ、大抵の人は中国や韓国から利益を受けたという記憶はあまり無いし、
仕事を奪われた人等に至っては恨みすらあったことだろう。
…メイドインチャイナやコリアンは確かに安かったが、
あくまで国産や欧米産のブランド品が買えない場合の代替品でしかないわけだ。
したがって、やはりというか、中国や韓国は目の上のたんこぶでしかない。

逆に、アメリカからは経済的な恩恵を確実に受けているはずだし、
(そもそも毎日ドルと円のニュースをしているわけでね)
庇護されているという安心感も得ている。
アメリカが何となく嫌いだ、と思ってはいても、米軍が日本からいなくなったり、
武器や武装をアメリカから買えなくなったとなったら日本人は安心して寝られなくなることだろう。

それだけ、現在の日本はアメリカに依存している、ということだ。
というか、属国とはそういうものだ。
…アメリカから独立すべきだ、とは、正直思えない。
しかし、依存のしすぎというのも良くないとは思う。
その意味で、鳩山前首相から始まった民主党はアメリカ依存の状態を少しだけ緩和した。

まぁ、破壊的にね。
…それは、本人、というか鳩山家にとっては祖父の思想の第一歩を踏み出した瞬間ではあっただろう。
そして中国・韓国との連携でアジア文明圏として独立した政治連合を創出してゆく。
…それを今の日本人の殆どは求めていなかった。結局はそこに帰結していくのだろうが。
けれども、今一度、日本とアメリカとの関係を見つめ直す切っ掛けを作った、
と考えればそれなりの功績はあったのではないか。
単に、中国や韓国と「友愛」行動ばっかりしていた人、
というだけで片付けるのは少々短絡的なのかも知れない。

…何れにしても、中国や韓国との関係を見るに、最悪の結果に導いてしまった人、
と言えなくはないわけでね。
このまま戦争になったらA級戦犯の一人にみなされても文句は言えないだろうなぁ。

鳩山由紀夫の政治を科学する (帰ってきたバカヤロー経済学)
(鳩山の政治哲学は、少なくとも、健全ではないですよね…。)


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